直面した問題を、論理的に考えて、整合性をつけても、納得いかないことは多い。わかっているはずなのに、いらいらしたり、うまく切り替えられなかったりする。


そういうときは、気持ちは気持ちで別に考えてあげる。具体的な問題(ここはこうするべきだった、これが悪い)とは別にして。
心を静かにして、それでも静まらないもやもやした気持ちを心の真ん中に置く。そして見つめる。
大きな白い風呂敷でやさしく包んであげる。
それをなでたり、形をととのえたり。
そうして余分なものを落とすように、中身を小さくしていく。
ある程度軽くなったら、もう一度ぴったりの小さい風呂敷でやり直す。
何度か繰り返すと、硬くて小さな種のようなものがでてくる。
「どうしたいのかな?」と聞いてあげる。
ここからはその子しだい。はじけてなくなる子とか、いろいろ。
種にならずに、残ってしまったものは、風呂敷のまま戸棚の中に入れておく。


こういう風に、イメージを操作してあげることで、随分気持ちが楽になる。
こうやって、もやもやや不安を自分で処理していくスキルは、自分の財産になると思う。