パリっ子

パーマをあてた。短くするか、迷ったけど…。
自分では、気にいっている。好きな雰囲気。美容室の少し古っぽい感じも、好きだった。美容師さんは、まぁまぁ。髪型や服は好きな感じ。
私の好みも、わかってくれたんだと思う。ここ大事。
多分、彼は、あんまり好きじゃないんだろうなと思う。
最近こういうことが多い気がして、少し悲しい。


お昼に久しぶりに食べたお肉。好きな人が好きなお店に、一緒に来られるのはやっぱり、普通なんだと思う。美味しかった。野菜が少なくてびっくりするのは、それはそれ。
でもやっぱり口の中が変で、ハーブティーを飲んでいる。

(私の感覚は変なのかもしれない。でも、みんなが地味だという野菜だけのごはんはすごく豊かにみえる。逆に、お肉があっても、野菜が十分あればそれでいい。ただそれだけのことかもしれない。)

私はどんどん変わっていっているんだろうか。
多分そうじゃなくて、どんどん「僕」に戻っていっているんだと思う。
世界が心地よくて、安定していて。静かに光っていて。
僕は僕の歩く速度で、路地の花や、夕暮れの空の色を見つけることができる。


この世界を、誰かと分かち合うことができるのだろうか。
できれば、そうしたい、って思うのだけれど、うまく勇気はでなくて。
なんだそんなもの、って踏みにじられそうで。


りんご売りのお兄さんに、可愛いってゆわれた。てへ。